活動の目的と概要

困難を抱える「子どもと家庭」及び「その支援者」を支えること、

およびそのためのネットワーク構築を目的に活動しています。

具体的には、浜松市からの受託事業とこぷら独自事業があります。

具体的活動

1)浜松市からの受託事業

浜松市児童家庭支援センター事業

子ども、家庭、地域住民等からの相談に応じ、必要な助言、指導を行う施設です。また、児童相談所、児童福祉施設など、関係する機関の連絡調整も行います。児童相談所を補完するものとして、児童福祉施設等に設置されています。浜松市から受託しています。

浜松市発達相談支援センター「ルピロ」

浜松市における発達障害者支援センターです。発達障害者支援センターは、発達障害児(者)への支援を総合的に行うことを目的とした専門的機関です。発達障害児(者)とその家族が豊かな地域生活を送れるように、保健、医療、福祉、教育、労働などの関係機関と連携し、地域における総合的な支援ネットワークを構築しながら、発達障害児(者)とその家族からのさまざまな相談に応じ、指導と助言を行っています。
社会福祉法人 浜松市社会福祉事業団と当法人が共同企業体を結成し、浜松市から受託しています。

浜松市発達相談支援センター 「ルピロ」HPhttps://www.rupiro.com/

支援対象児童等見守り強化事業

児童虐待のリスクの高まりを踏まえ、市町村の要保護児童対策地域協議会が中核となって、子ども食堂や子ども宅食等の支援を行う民間団体等も含めた様々な地域ネットワークを総動員し、支援ニーズの高い子ども等を見守り、必要な支援につなげることができる体制の強化を推進する事業です。
浜松市から受託し、他のNPO法人や社団法人と協働で推進しています。

2)こぷらの独自事業

研修事業
浜松子ども臨床事例検討会

保健・福祉・医療・教育の領域の支援者が抱える事例を提供し、ケースをどう見立て支援を展開するのかについて参加者とともに考える。

開催日時:年9回程度・金曜19:00〜21:00

参加費:無料

浜松子ども家庭ソーシャルワーク研究会

子どもや家庭をめぐる現代の状況について保健・福祉・医療・教育等の領域の支援者が問題提起をし、それらの解決に向けたソーシャルワークによる制度や仕組みの改善方法を探る。ディスカッションを通じて多機関・多職種の支援者との連携を深める。

開催日時:年4回程度 金曜日 19:00~21:00

参加費:無料


子どもフードサポート事業「ぐう♪」

SSWなどの支援者が、経済的困難をかかえた家庭を訪問する際に、関係づくりのアイテムとして食材を提供しています。市民からの寄付や全国展開しているNPO法人からの寄付、農水省が提供する備蓄米などを原資としています。

子どもフードサポート事業「ぐう♪」HP: https://www.ks-hama-guu.net/


社会的養育に関する研究事業

浜松市における社会的養育体制の充実のために、課題の明確化と解決のための研究活動と施策について提言を行います。
具体的には、現在の支援の仕組みの質の向上・充実について聖隷クリストファー大学との共同研究を行いました。

「児童家庭支援センターの実態調査と今後の課題」(2014),聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要,第13号
「児童家庭支援センターが対象とするケースと子ども虐待ケース支援の特徴に関する研究-全国児童家庭支援センターへの調査から-」(2016a),聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要,第15号 
「児童家庭支援センターによる家庭児童相談室へのサポートに関する研究-H市における取り組みへの調査結果-」(2016b),聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要,第15号
「児童家庭支援センターの市町村支援における専門性について」(2017),聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要,第16号
「児童家庭支援センターによる要保護児童対策地域協議会の登録ケースへの支援をとおした市区町村支援」(2018),聖隷クリストファー大学聖隷社会福祉学研究,第11号
「子どもと家庭への地域包括的ケアのあり方に関する研究」(2018),  聖隷クリストファー大学地域連携研究報告書
「要支援児童等を地域で支える持続可能な仕組み作りに関する研究ーA市における子ども食堂・学習支援・居場所に取組む支援団体への実態調査ー」(2020),聖隷クリストファー大学社会福祉学部紀要,第18号